熊襲の穴
くまそのあな



  今の国分市、隼人町あたりは"曽ヒト"と呼ばれた古代人が住んでいたところで、周辺にある険しい丘陵地帯で、焼き畑耕作などで静かな生活を営んでいましたが、大和朝廷の勢力の伸張とともに戦いに敗れました。

 熊のように猛々しく勇ましい曽ヒトを、古事記、日本書紀では「熊襲」(くまそ)と呼び、
首領・川上タケルが、女装した日本武尊に謀殺されるという説話を残しています。
そして、この洞窟がその場所であると言う人もいます。

 その洞窟に、1990年2月、鹿児島県出身の前衛画家・萩原 貞行氏が
水性ペイントの原色を使い、壁と天井に渦巻き模様をベースに、ヘビの形や星、月などをちりばめた壁画を完成させ、古代人の息吹をモダンアートで表現しました。

 (壁画は遊歩道を登ってご覧頂けます)